柳田写真館(横須賀本店)のホームページをご覧いただきありがとうございます。
さて、「インスタ映え」という言葉がはやり出して久しいですね。今は簡単に写真を撮れる「スマートフォン」「携帯電話」を皆さんお持ちだと思います。柳田写真館(横須賀本店)の店主といたしましても、皆さまが「写真を身近にお感じになられる」事は嬉しい限りでございます。

さて、この表題にありました「すき焼き」の写真、あれは私のスマートフォンで撮影した写真です。今回はこんな「食べ物を撮影」する時のコツをお話しいたします。

先日、妻が美味しそうな「コロッケパン」を買ってきてくれました。パンの表面にはまんべんなくゴマがかかっていて、パンの間からかすかに覗く「コロッケ」がとてもいとおしかったのです。そして、私の好物である「アップルパイ」も一緒にお皿にのせ朝食にいただきました。
「おっ!」と思った私はiphoneでパシャリと写真撮影。
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とは言っても、写真のプロの私は手元にあったティッシュペーパーの白い箱を「レフ板」の代わりとして、可愛いコロッケを明るくしましたが・・・。

では、「レフ板」なしの写真はこちら
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コロッケやアップルパイが暗い写真になってしまいますね。

はい。ここで少し講義。。。
先ほど、「パンの表面にはまんべんなくゴマがかかって・・・」「かすかに覗く「コロッケ」が・・・」「私の好物であるアップルパイ・・・」とお話ししましたが、写真を撮る際もこの気持ちの順番に観察し「写真に残そう」とすれば自然と作例の写真になるのです。
カメラを構える前に、まずは被写体をよーく観察しましょう。

勘のいい方は「コロッケの方から光が当たれば、レフ板無しでもコロッケが明るく写った写真となるのでは?」と思われるかもしれませんね。
では、「コロッケパンを左右逆向き」にしてパシャリ!
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「うーん、悪くは無いけれど・・・」ゴマの可愛らしさが今一つ表現されない写真で、私は満足できませんねぇ。
「コロッケ」だけを目立たせるならば、この方法から煮詰めるのもアリですが・・・。

さらに、もう一節講義。。。
フランス料理・やイタリア料理などの料理と共に提供されるパンはご存じの通り「左手で持ってパンを食す」ルールですね。
しかし、いわゆる日本の「調理パン」(菓子パン)は右手で持って食べる場合がほとんどでしょう。右手で持つのですから「バンズの割れていない方を右」「バンズの切れ目を左」が『食べやすい置き方』とも解釈できます。
写真を撮影するときは「魚の頭は左」「ご飯は左・味噌汁は右」などしきたりに基づいて並べると、「安心して眺められる写真」に仕上がります。

天才的な写真家は「独自の美意識」でシャッターを切れるかもしれません。しかし、私を含めた商業写真家たちは、このように「自分の知識や経験値」から浮かぶ言葉でのアイデアを「シャッターを切る時のガイドライン」としながら写真撮影をいたしております。
皆さまもシャッターを切る前に「えーと。私がこれに感動した理由は???」と一度考えを整理して写真撮影なさると、「写った写真」がより一層『思い出深く良い写真』になっていくのではないかと、本日のブログに記させていただきました。

では、改めて作例の解説を!
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①ゴマが可愛くって・・・
②ちょっぴり見えるコロッケがいとおしくって・・・
③アップルパイも好物なんだ!